イメージを変えれば結果も変わる!
2017/02/21
メンタルコラム

「ちはやふる」という映画をみたことがありますか?これは大人気ベストセラーコミックを、大人気女優 広瀬すずさん主演で映画化。「競技かるた」をテーマに情熱や夢を描く青春ドラマです。面白いと感じたのは、競技かるた部を実際にSBT指導したことがあるからというのもあると思います。しかもその学校は全国制覇まで成し遂げてしまいました。「かるた部」は「文化部」ですが、「ほぼ運動部」と言っても過言ではありません。右脳が描いたイメージを、一瞬の内に脳から末端の指先に伝え、目にも止まらぬ瞬発力でかるたを取っていくのですから。映画で見る大会風景は誇張でも何でもないどころか、リアルで見る方がもっと迫力ありますよ。映画の中でも、学校帰りに素振りをしながらイメージトレーニングしているシーンがありますが、今回は皆さんの右脳が描いた「思い」を現実にするための手法【イメージトレーニング】についてお話しします。

 

スポーツは「筋肉」がやっている?

人はイメージしたことに対して行動を起こします。

分かりやすくいうと、お腹が空いている時にラーメンを美味しく食べているイメージをします。そうすると、無性にラーメンが食べたくなるはずです。これをゴルフに例えると、シングルを目指すアマチュアゴルファーがいたとします。その人が、上達するための手本として絶頂期のタイガーウッズのスイング動画を何度も繰り返し見た後に練習場に行って練習します。すると、彼の頭の中にはタイガーのスイングのイメージが鮮やかに残っているため、脳はイメージにあるそのスイングを実現しようとします。ただし、体格、体力、筋力等の違いがありますから、全く同じようにはいきません。でも、それに限りなく近づこうとします。これが、スポーツで言う、テクニカル(技術的)イメージトレーニングです。

 

随分古い話しになりますが、アメリカのとある大学で、大変興味深い実験が行われました。

先ず、バスケットボールをしたことがない学生を60人ピックアップし、ランダムに20人ずつA・B・Cの3グループに分けます。次に、フリースローのやり方を教え、やってもらい、グループごとの決定率を記録します。そして、Aグループには二週間の間、毎日20分間フリースローの練習をさせます。Bグループには、ボールには触れさせず、何もさせません。CグループにはBグループ同様、ボールには触れさせませんが、二週間イメージトレーニングを徹底させます。イメージの仕方も細かく教えます。例えば、フリースローラインに立ったら2度ボールを床に突いてリズムを作る。次に息を吐いて方の力を抜く。そしてバスケットリングを見つめる。最後に、理想のフォームで構え、最高の状態でリリースされたボールが美しい弧を描いてリングに吸い込まれる。その際に、「やった!」という感情を伴わせ、ガッツポーズもイメージさせる。

そうして、二週間後に3グループの学生たちに再度フリースローをさせたのです。

その結果、

Aグループは、実際に練習をさせましたから、決定率が21%アップしました。

それに対してBグループは何もさせませんでしたのでプラスマイナス0%でした。

さて、イメージトレーニングさせたCグループはというと…、なんと!決定率が19%もアップしたのです。

このことから、「スポーツは脳が行っている」ことが証明されたのです。

 

簡単に言うと、投げる、打つ、走る等の動作の一つ一つは、技能記憶として脳がイメージに置き換えて記憶しています。ですから、競技力を向上させるためには、物理的な練習以外にイメージトレーニングを行えば、練習だけしかしていない人に比べて圧倒的に早く上達していくです。

結論として、「スポーツが上手くなりたいのなら頭(イメージ)を使え!」ということです。ただし、くれぐれもダメなイメージや悪いイメージはしないように!ダメを実現してしまいますから(笑)

 

イメージ=行動
イメージトレーニングは、技術的なもの以外に、目標の達成や夢の実現など、将来の成功状態をイメージするというものがあります。これをオブジェクティブ(目標)イメージといいます。

これはスポーツ選手のみならず、一般の人たちにとっても必要かつ大いに実践すべきものです。どうするかというと、夢や目標を実現して喜んでいる自分を繰り返しイメージします。そのイメージがチャレンジ意欲をかき立たせ、その意欲が行動力を高めさせ、目標達成に向けた強烈な推進力となっていくのです。

何にしても、脳はイメージに在ることを実現しようと行動を促すようになっていますので、良いイメージをすれば良い行動に、悪いイメージをすれば悪い行動になるのです。

さあ、新年度の目標達成に向け、ワクワクするイメージ、且つ強気なイメージを持って、大いにチャレンジしていきましょう!