「雰囲気」が変わると結果が変わる!
2017/02/06
メンタルコラム

あなたの会社やチームの雰囲気が良いか悪いかが、あなた自身の成果どころか会社やチームの成果を左右します。
つまり、【会社の雰囲気は、会社の業績と正比例する!】 【チームの雰囲気は、チームの成績と正比例する!】のです。
しかし、会社やチームの「雰囲気づくり」に着手せず、優秀な社員をヘッドハンティングしたり、優秀な選手を集めても、一時的にはその優秀な人材により、雰囲気が良くなりますが、数か月もしたら、悪い雰囲気に染まり、一緒になって愚痴や不平不満を言う人へと変わり果てていきます。
組織の雰囲気さえ良くしておけば、「でも…」「だって…」「そうは言っても…」「どうせ…」の言い訳ネガティブ発言しかしていなかった社員や選手が、あっという間に良い環境に染まり優秀な人材へと大変身していきます。

我々は、人や組織が目の前で大変身を遂げるリアルな現場を何度も見させていただいていますが、その中でも、正に『雰囲気』と『競技成績』が正比例していったチーム、それが今回、リオデジャネイロオリンピックでバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した、高橋・松友ペアが所属する日本ユニシスバドミントン部です。
と言っても、日本ユニシスは、雰囲気が悪かったのではありませんよ。雰囲気がそもそも無かったのです(笑)。どういうことかというと、女子バドミントン部が創部したてだったからです。
しかし、素直な選手が多かった。これが後に日本ユニシスが「抜群に良い雰囲気」のチームとなっていく大きな要因でした。
ただ、創部したてとは言っても、監督の掲げたチームの目標は「3年で日本リーグ優勝すること」、目的は「世界一の選手が育つチームにすること」でしたので、バドミントンが下手な選手が集まっているのではありません。それどころか相当上手い選手が集まっていました。
しかし、バドミントンに限らず、いくら競技力が高くても、「素直さがない負けず嫌い」は、ジュニア期までは結果を出せたとしても、シニア期からは頭打ちとなってしまいます。
当時の日本ユニシスには、バドミントンも上手い上に、素直な選手たちが集まっていました。当然、そこには高橋選手と松友選手も在籍していました。
そこに、「良い雰囲気」を加速させる要因が途中から加わりました。
当初は日本ユニシスに対してのメンタルサポートは女子のみの依頼だったのですが、スタート講習を一緒に聞かれた男子の監督が価値の高さを感じ「これは是非、男子選手にも受けさせたい!」と言ってこられたのです。男子は元々、日本リーグで最多の優勝回数を持つ名門。加えて、日本代表の殆どが日本ユニシスの選手。後に日本初のプロバドミントン選手となる池田信太郎選手も在籍する男子バドミントン部が一緒にSBT講習を受講してくれたことで、男女バドミントン部の中に共通の「言語」、「感動」、「価値観」が生まれました。
それらプラスの要因が重なり合ったことが、「雰囲気の良さ」を一気に加速させていきました。
そして、女子は創部僅か2年で日本リーグの1部に上がり、3年目には日本ユニシス初の日本リーグ男女アベック優勝を成し遂げました。
その数年後のロンドンオリンピックでは、池田信太郎・潮田玲子ペアが日本人初の男女混合ペアでオリンピック出場、リオデジャネイロオリンピックでは、日本代表に最多の選手を輩出するだけでなく、男子ダブルス早川賢一・遠藤大由ペアが日本人過去最高タイのベスト8進出。男女混合ダブルスの数野健太・栗原文音ペアは日本人過去最高のベスト8進出。女子シングルスでは奥原希望選手が日本人過去最高の銅メダル獲得、そして女子ダブルスでは髙橋礼華・松友美佐紀ペアが日本人過去最高の金メダル獲得という、チームとして隆盛を極める結果に繋がっていきました。
今回のオリンピックの様なビックイベントがあると、結果を出した選手ばかりがフィーチャーされます。ですが、そのバックボーンには、大きな結果が出るだけの、チームとしての「良い雰囲気」が存在しているのです。
注意していただきたいのは、「良い雰囲気」を作りあげたからといって、その年に成果が出るとは限りません。しかし、「良い雰囲気」を土台にして作られた成果は、一発の打ち上げ花火の様には終わることは絶対にありません。必ず、連続して打ちあがっていくのです。
ですので、大きな夢をお持ちのリーダーの方々は、目先の結果に一喜一憂したり、他の会社やチームの成績と比べたりしないで下さい。夢の達成状態にイメージを飛ばしながら、目の前の組織の「雰囲気」を良くするための努力をしていってください。
目指すのはいつも「夢」!
顔晴る時はいつも「今」!
ですからね!